小悪魔な私
「勇気君、弁護士目指してるんですって?」

「あっ、はい」

ケーキを食べながら話す勇気はすごい落ち着いていて高校生には見えないよ~


「まぁ!!雫には勿体無いわ~~」


目をキラキラさせて話すお母さんに


「ちょっとぉ~~お母さん!!!」


と制する。

でも、お母さんは私の事なんかお構いなしに話を続ける。


「で、で、雫のどこが良いの??」

「ちょっと!!!!やめてよお母さん…」

勇気も少し笑いながら私達の様子を見ている。

あ~~マジ恥ずかしいわ!!!


「ん~~~元気が良い所ですかね?後……」

なになに?緊張しちゃうじゃないのよ~
私は勇気をチラッと見た。


真っ直ぐな瞳に凛々しい眉毛。

やっぱりカッコイイ。




「優しい所ですね。人の事を考え過ぎて自分の事の中で溜め込んじゃう所とか」



お母さんはふぅっと一息ついてから

「さすが勇気君、分かってるわ~~」


なんて言って勇気の手を握り締めた。


「ちょっと、お母さん!!!」

「良いじゃないのよ、手ぐらい」


不服顔のお母さんは嫌々手を離した。

勇気に触りたいだけでしょう!!!

自分の母親ながら、うかうか出来ないわ……

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