クライシス
雄介はシステム内に入る。そして、ターナーの教え通りシステム管理者のフォルダに入った。
北朝鮮製のレッドスターにはセキュリティホールが存在する。一番顕著なものが、ユーザーの制限を管理者制限にまで引き上げることだった。
ターナーはそれに目を付け、閲覧制限のランクを上げる事を考えたのだ。
今、雄介の目の前のパソコンからは通常、備品関係のフォルダしか見る事が出来ない。ただ、セキュリティホールを突くことで……雄介の目の前にパスコードの入力画面が現れた。
雄介は先程、若い士官が入力していたコードを入力した。すると、新しいウインドが開いた。つまり、メインサーバに到達したのだ。
雄介はそこから、微生物研究室のパソコンへと急ぐ。
あった……。これだ。雄介はそっとポケットからUSBメモリーを取り出すと、パソコンに挿し込む。
雄介はそこかららありとあらゆるフォルダを探す。他の者をチラリと見た。全員が仕事に没頭して誰も雄介の行動を見ている者はいない。
雄介はフォルダを開いては閉じるの作業を繰り返した。
探せ。早く、急げ。雄介はそう思いながらマウスを動かし続けた。
若い士官に案内されていた三宅が歩いていると、事務所から別の士官がやってきた。
「センターの技師の方?」
別の士官が三宅に声をかける。
「はい」
「いや、センターの人から電話が掛かってるよ」
三宅はドキッとした。
「会社から……」
「ああ、なんか携帯が繋がらないからって」
北朝鮮製のレッドスターにはセキュリティホールが存在する。一番顕著なものが、ユーザーの制限を管理者制限にまで引き上げることだった。
ターナーはそれに目を付け、閲覧制限のランクを上げる事を考えたのだ。
今、雄介の目の前のパソコンからは通常、備品関係のフォルダしか見る事が出来ない。ただ、セキュリティホールを突くことで……雄介の目の前にパスコードの入力画面が現れた。
雄介は先程、若い士官が入力していたコードを入力した。すると、新しいウインドが開いた。つまり、メインサーバに到達したのだ。
雄介はそこから、微生物研究室のパソコンへと急ぐ。
あった……。これだ。雄介はそっとポケットからUSBメモリーを取り出すと、パソコンに挿し込む。
雄介はそこかららありとあらゆるフォルダを探す。他の者をチラリと見た。全員が仕事に没頭して誰も雄介の行動を見ている者はいない。
雄介はフォルダを開いては閉じるの作業を繰り返した。
探せ。早く、急げ。雄介はそう思いながらマウスを動かし続けた。
若い士官に案内されていた三宅が歩いていると、事務所から別の士官がやってきた。
「センターの技師の方?」
別の士官が三宅に声をかける。
「はい」
「いや、センターの人から電話が掛かってるよ」
三宅はドキッとした。
「会社から……」
「ああ、なんか携帯が繋がらないからって」