クライシス
箱を開けると中には・・・一枚の紙片が有る。


その紙片には電話番号が書かれていた。


市外局番を見ると九州地方の電話番号であった。


二谷はその番号を記憶すると紙片をライターで燃やした。


そして家から出ると近くの公衆電話へと向かった。


家の電話はマズイ・・・


そう思った。


何事も用心してし過ぎる事は無い・・・


二谷は公衆電話から紙にかいてあった番号をかける。


呼び出しコール数がどんどん増えていく。


そして10数コールが経過した時・・・ガチャリと言う接続音と共に声が聞こえた。


<やあ・・・>


数週間が経過している筈なのにキジの声を覚えていた。


<番号は燃やしても燃やさなくても、どっちでも良い・・・この連絡先は君が受話器を置いた瞬間に消えるものだ>


キジの声が二谷の頭に響く。


<さて・・・・要件を手短に言おう・・・一週間後の水曜日の朝、10時に成田空港に行きなさい・・・そこに君の獲物が居る・・・>


その言葉に二谷は目を見開いた。


「もしもし?!」


二谷が相手を呼び掛けた時・・・・キジは既に電話を切っていた。


二谷はすぐに河野の自宅に電話をする。


河野は二谷の報告を聞くと飛び上がって喜んだ。
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