クライシス
「なんだ??」


木下が運転席で尋ねる。


「なんか・・・大東方面に行けって言うてます」


「なんでだろう?」


「分かんないっスよ・・・」


「よし!!!とりあえず大東方面に向かおう!!!市橋君、ナビを頼む!!!」


二人は大東方面に向かった・・・





二谷は電話を切ると、席に座ってコーヒーを飲んだ。


河野が近寄る。


「良い御身分だな・・・」


河野は怒りを押し殺した様に言った。


「まあ・・・俺が慌てても仕方無いでしょう」


二谷の言葉に河野は溜息をついた。


「平時の時なら・・・貴様を間違いなくクビにしてる・・・!」


「緊急時で良かった」


二谷はそう言って笑った。









『PC221より本部!!!逃走車両は中環の沢良宜町付近を堺方面に向けて南下!!!』


『機捜7より本部!!!事故車両増加!!逃走車両を避けて三台の一般車両が接触!!!応援願います!!!』


「鳥飼大橋を封鎖しろ!!!そこで食い止めるんだ!!!!」


警備部長は既に声を枯らしていた。


府警本部長は頭を抱えて黙っている。


『PC113より本部!!!こちら鳥飼大橋付近!!!車両数が多すぎて封鎖が出来ません!!!』

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