君への距離~あなたに一番近い場所~
「月をね…」




「月?」




「月を、見てただけ。」





「…そっか。



満月だね…」







「うん…」




「…」





「月のうさぎは、



一人ぼっちじゃないから…


大丈夫だね。」




杏が翼に振り向いて笑いかけた。





額と額がふれ合いそうな距離。





翼は杏の唇にそっとキスをした。








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