看護学校へ行こう
他に患者さんをレントゲン室まで車いすで誘導するとか、電話が鳴ったら積極的に受け取った。昨日オペ出ししたことで少し自信がつき、やることがたくさんあると、実習が楽しく感じた。だが心残りなのは、最初に受け持ち患者さんの糖尿病の食事指導を看護計画に入れ、けっきょくそれは中途半端に終わったことだ。というか、指導はしていない。看護計画に書いただけだ。途中で看護計画を修正したから良かったが、最初のままだとオペに関わらないことになる。いや、関わったとしても、看護計画通りにはいかなかっただろう。まったく焦点がずれていた。

 午後3時になり、実習最終日のカンファレンスの時間になった。婦長さんは出席せず、赤田さんと教務の先生、学生で行った。まずは赤田さんからの怒りの説教から始まる。名指しでみんなの前で怒られる子もいて、泣いていた。私は後半挽回したのでスルーされた。結局カンファレンスは2時間にもおよび、そのうち1時間半くらいは赤田さんが怒っている時間だった。が、とにかく混合の実習は終わった。清々した。

 実習は終わったが、提出物は山積みである。赤田さんは、明日までに考察と終わりにを書いて、全部レポートを提出せよと言う。結局最後まで、寝かせてくれない実習であった。
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