4ヶ月
家族はみんな、私を心配してくれた。
妹の蘭は、泣きじゃくって
「死なないって言って!凛と老人になるまで一緒に居たいよ‥。」
と言った。辛い思いさせてごめんね。
「私、死ぬけど、死ぬまで4ヶ月あるじゃん!一緒に居ようよ。」
私はみんなにそう言った。「そうよね。私達が挫けても、もうどうしようもないのよ。4ヶ月、最高に生きなきゃ!でしょ?凛。」
お母さんは、大きな声で言った。きっと、自分が一番泣きたいのにみんなを励ましてる。ありがとう。


話し合いが終わって、みんなが寝てからお母さんが話してきた。
「凛、あんな事言ったけど辛くない?泣いてもいいじゃない。私‥、私‥強がってるけどすごく辛いわ。娘が死ぬなんて‥っ」
「‥お母さん。私も辛いし怖いよ。4ヶ月後自分が死ぬんだもん。でも、辛いからってうじうじしてても無駄に時間が過ぎるだけだし、4ヶ月どう生きるかを考えたいの!精一杯生きたって思えるように。」
「ごめんね。お母さん、受け入れるのにもう少し時間がいるわ‥。」
お母さんは、ふらつきながらベッドに行った



お母さん、お父さん、蘭、ごめんね。




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