最初で最後の手紙
「いや、昼だし飯どーしっかって思って…」
えっ?お昼?
あたしは、携帯を開き時計を見る。
「……12時48分」
「昼だし、明音下りて来るかなって思ったんだけどなかなか来ないからさ」
「え?奏は、食べた?」
「まだ」
え!?まだ!?
ってことは……
「あたしを待ってたの?」
「そーだけど?」
「先に食べれば良かったじゃん」
「いや、母さんが金だけ置いてったから」
「え?お母さん居ないの?」
「当たり前だろ!?」
ってことは…
奏と二人きり!?
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