最初で最後の手紙
―次の日―
キーンコーン……
授業終了を知らせるチャイムが鳴る。
1時間目が終わった。
10分間の休み時間。
あたしは、水道へ行こうと初音の席のよこの通路を通ろうとした時!!
「あッ!!」
ドテッ
初音チャンが足を出してきて転んでしまった。
「いってーなっ」
えっ?
痛いって…
そっちが足だしたんじゃん!?
イラッとするのを堪えて、
たまたまかもしれない。
そう自分に言い聞かせた。
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