最初で最後の手紙
初音ちゃんのはたまたまだろうし。
これと言って楽しいことも辛いこともないし。
送信完了画面を確認して、携帯を閉じて、教室に戻った。
この日から初音チャンからあたしへの嫌がらせが始まっていた。
教室に戻ると、机が廊下だされていた。
机の上には、びしょ濡れの体育着が置かれていた。
「何これ…」
教室の中で初音ちゃんは、友達と笑っていた。
あたしは、机を教室の中へと戻す。
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