最初で最後の手紙
「事情て……まぁ、初めまして!明音ちゃん。俺、廉だよ〜。よろしく」
「俺、隼人だよ」
「真太郎ッス!」
「直哉。よろしく」
次から次へと自己紹介をする男の子達。
皆、奏のお友達。
自己紹介を終えるとあたしは、昼の東京の街の景色を見た。
たくさんのビル。
ドラマや携帯の看板。
携帯かぁ…
んっ!!
け、携帯!!!!
あたしは、慌てて携帯を出す。
「お水で壊れたかな??」
電源がつかない。
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