俺様彼氏。
「ゴメンな。」





いつものように軽く謝ってあたしを抱きしめていた手を放した。





「帰るぞ。」





そう言って陸は先に歩き出した。





「初美チャン、今日はメッチャ楽しかったでぇ。


アレは陸がつけてたからしたんや。


初美チャンアイツのこと好きなんやろ?」





その一言でなんか顔が熱くなる。





「隠してもムダやでぇ。」
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