好き。
あたしとシオン
「校舎案内してよ」

いきなりあたしにそう話しかけるアイツ。

「ヤダ」


もちろんあたしは即答。

だって…めんどくさい。

「周りに案内してくれる女の子いっぱいいるでしょ」


冷たくあしらった。
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