【長編】私の道
いざ、2人きりにされると照れるよ。
「未來。俺、すごく幸せなんだけど。」
「私も幸せです。ユウさんと.....」
私が話してる途中で私の唇に人差し指をあてられた。
「悠斗って、呼んでよ。あと、敬語もなし。」
「ゆ、悠斗?」
「なんで、疑問系?」
ユウさんはじゃなくて、悠斗は嬉しそうにはしゃぐ。
イメージにない悠斗。
「悠斗って、本当は感情豊かなんだね。」
私は、さっき思ってたことを悠斗に言った。
「それは、未來のおかげかな?信じられないけどさ。自然とこんな感じになるんだよ。」
「私、スッゴく嬉しい。だって、私だけ特別って。」
悠斗は、優しく私の頭を撫でてくれた。
今の私と悠斗は、年相応に見えるんだろうな。
急展開だけど、支えてくれる人が必要だって実感する。
私が、怖かったのは一人になること。
徹さんも同じような目をしてた瞬間に覚めてしまった。
私は、やっぱり一人なんだって。
けど、悠斗の愛が私を取り戻してくれた。
.