【長編】私の道
-トントン
沙和さんは、レッスンルームをノックすると明るい声で「失礼しま〜す。」といいながら中へ入った。
私も後に続き「失礼します。」と中に入った。
ちょうど、休憩中らしくみなさんは談笑していた。
「よっ!白石、久しぶり。どうしたの?」
先生らしき人が白石さんに聞いてきた。
「今日は、新しく入った子の挨拶まわりです。」
沙和さんが少し大きめな声で言うと周りに人が集まってきた。
なんかまたしても男が多い気がする。
私は、少し顔がひきつりそうになった。
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