ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜

ウシオのことは、ある意味好きになりつつあったけど、


それは異性として好きというより、


どちらかというと友達として好きと言った方がしっくりくる気がした。




だって、


ふたりで飲みに行くことがあっても、私はそれをデートと思うことはできなかったし、


(ウシオは私と出かけると、いつも「デートみたいだ」って喜んでるけど。)


ウシオと軽いスキンシップを取りたいと思っても、


抱き合ったりそれ以上のことをしたいとか思わなかったから。


(ウシオの方は「隙あらば」「あわよくば」って感じだけど。)




それでもトモシから何の音沙汰もない日が続くと、


トモシと別れて、ウシオと付き合った方がいいのかなと思うことがなくもなかった。
< 37 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop