love letter(s)

夜―

夜になっても痛みはひかず、今でも昴がそばにいるくらいだ

 「なんか食べよう?」
 「……なにも食べたくない…ケホッ」

真季は携帯をとって暁にメールをする

―ごめんなさい、ちょっと急用で行けません―

それだけ

ヴーッヴーッ

―病気のことで来れないなら無理するなよ、また明日学校で―

暁にも見抜かれてしまった


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