love letter(s)

 「好きになったんじゃないか?そいつのこと」
 「………ありがと、じよあね」


真季は答えずに自転車を降りて校舎に入る

 「好きになったんだろ…」

 (私は先生を好きじゃない好きじゃない)

呪文のように頭のなかで繰り返す


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