暖めますか?【短編】

「…よかったですね。」

「ああ、お前の義理チョコも頼んでやろうか?」


呆れた…。
この人本命チョコ貰う気でいるよ…。
馬鹿と言われ少しムッとしたが、桜満開の返答を聞いて怒る気も無くなる。


呆れ果ててる俺を尻目に、先輩は何かを思い出したかの様に、急に携帯を手に取り電話をかけだした。



「あっすみません、席予約したいのですが、明日って席空いてます?……あっそうですか、じゃあ2名で。……ええ、…はい」



…今度は何だ?



「……わかりました。じゃあ明日の19時で。よろしくお願いしま〜す。」



そう言って先輩は電話を切った。
何食わぬ顔で定食を食べ続ける俺に、“今の何ですか?”と早く聞けと催促する…。



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