【短編】再会のはじまり[続編追加]
私は、記憶が曖昧だった。


とりあえず、隣の男を起こそう。


「ねぇ。
ねぇ。」


私は、男の体を揺すりながら起こした。


「う〜ん。
おはよ。
な〜に?」


男は寝ぼけながら起きあがった。


「あのさ....」


私は、言葉に詰まった。


どう聞けばいいのか、なんかわからなくなった。


「岬。
どうした?」


岬は、私の名前。


ちゃんと自己紹介してたんだ。


てか、馴れ馴れしくない?


「あんた誰?」


私は、なんか気持ち悪くて、冷たくストレートに聞いた。


私の発言に男は吃驚したみたい。


でも、見たことない....


よね?
< 2 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop