【短編】再会のはじまり[続編追加]
「てか、その.....
なんで、私はこんなんなってんの?」


さっぱりわかんないよ。


「岬が煽るから....」


やっぱりヤったのね。


ため息もんだよ。



「私が迫ったの?」


「違うけど....
俺もたまたま同じとこで飲んでてさ。
俺が気づいた時には、岬は酔っぱらってやばかったんだよ。
てか、周りにいた男どもは、目の色変えて岬を狙ってるし。
俺は、久々に会う岬にドキドキしながらも焦ったよ。
形振り構ってらんなかったけど。」


「そ、そうなんだ。」


私は、戸惑いながら、相槌をうつしかなかった。


なら、良成くんでよかったのかな?


「したら、岬は俺に抱きつくし.....
そんなんされたら3年ぶりの想いが溢れてとまらなかったんだよ。」


「3年ぶりの想い?」


さっぱりわかんない。


てか、頭の回転がおかしい。


いつもなら、理解できそうなのに.....


「俺は高校の時から岬が好きだ。
だから、我慢できなかった。」


この状態で告白?


したの?


「私は....」


「知ってるよ。
俺に興味がないってこと。」


良成くんは、切なそうだった。


てか、勝手に解決しないでよね。
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