君はまるで太陽だ。

 知恵ちゃんは食べ終わったお弁当を片付けながら、またため息をついた。

 「まあ、今更何言ってもしゃーないわ。あかりに彼氏が出来たし、今日から一人寂しく帰る事になんねんなあ。」


 「え!?」


 「えや無いやろ。……もしかして約束してないん?」

 知恵ちゃんが身を乗り出した。


 「…してないなあ。」

 そや、告白されてつい浮かれてたけどそう言う事全然喋ってない!


 「早よ、携帯に連絡しーや。」


 「…携帯番号知らん。そもそも持ってんのかな。」


 「何それ。そんな事も解らんってホンマにあんたら付き合うん?」


 知恵ちゃんが呆れている。


 時計をみたらもうすぐ1時半になる。
 もう昼休み終わってしまう。


 これからどうなるんやろう。

 自分自身不安になってきた。


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