君はまるで太陽だ。

 あれから3日たった。


 生徒らも落ち着いたのか初日のような騒がしさはない。


 「ほんま、どうやって藤田さんをモノにしたん?」


 クラスの友人達は僕を尊敬の念を抱いたようだ。


 正直、僕達のグループは世間でいう下の位置にいる。


 彼女はおろか、女の子に近づいた事のないような奴らばっかりだ。


 つまり、彼女が出来るって事は高校生活でどう足掻いても起こり得ない事だと思っていたのだ。


 しかも相手が藤田さんである。


 奴らにとって一筋の希望の光を見せた形になっているのだ。



 でも、僕が一番知りたいわ。


 藤田さんは僕の何処が良くてOKしたんやろう?



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