愛のゴール
「何か、ある人を見るとドキドキするの。」



「ある人??」




「うん。今回の大会に出ている人で、メアドも交換したの。で、その人の試合とかを見ると、すっごくドキドキするの。他の試合とかでは、無いのに。」





「愛莉、それ完全に恋だよ。」



「……恋!?」


「うん、ドキドキするんだからそうに、決まってるよ。しかし、愛莉が恋するなんて。頑張って。あたし、応援するから。」



「……うん。頑張ってみる。」




あたしは、菜々子の言葉で自分が恋している事に気が付いた。今まで、恋してきた事なんて無い。あたしの、初恋。



この恋叶える為に、頑張ろう。



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