『夢のつづき…』
今の状況でいちばん内容を把握するのが難しい人は春樹のはずなのに…
こんな時でも冷静でいられる人なんだ…
『そろそろ、行きますか…』
向井さんが言うと、全員一致で席を立った
店を出て、向井さんがタクシーを止めると、敬子が黙ってタクシーに乗った…
私は急いで敬子に駆け寄った…
『またね…敬子…』
敬子は車内から黙ったまま手を振った…
向井さんが敬子の隣に乗り込むとタクシーは走り出した
『オレたちも帰るぞ…あっちにタクシー止めたから…』
春樹の呼び掛けに私はうなずくと二人でタクシーに乗った