あたしのDarling!!!
「べんきょー嫌だー」
ガタン、と電車が揺れる。
帰りの電車に揺られて約1時間。
乗り換えが終わって一休み。
「仕方ないわよ。ていうかココ通うのもあとちょっとしかないね」
「うん…。早かったなあ」
「わかる。だって残ってる行事は球技大会と卒業式くらいでしょ?」
「わー、青春終わった(笑)」
「だね(笑)」
「この電車に揺られるのもあと数か月かあ…」
那南がさみしそうに言った。
「へ?」
「だって、うち大学大阪だもん。夢のひとり暮らしライフ!ちょっと不安はあるけど楽しみだわー」
そっか……
しょーちゃんも那南も、あの田舎を出て行くんだ。
居なくなるんだ…
「アリサあんたも日大行くんなら家から通うのきついでしょ?」
「そーだけどー」
ひとりで生きていく自信ない…
「ま!うちも昇多もアリサも、受からなきゃ意味ないけど(笑)」
一人笑ってる那南の横で、あたしは一人、「進路」の壁にぶつかっていた。