Could you love me?



知っている、そんな事。


訊くまでの事でもないけれど、少しでも喋りたい。




「そーなの?俺ね、二中の四年生だよ」



そう言うと、彼女は首を右側に少し傾げて大きなハテナを浮かべている。


俺は心の中で密かに笑っていた。



そんな事してたら、悠陽が登場してしまった。




「サトル、遅い。ユウヒちゃんが怒るよ?」




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