49日
麻里子はふと中学時代のことを思い出した。


犬飼くんのこういう優しいところは昔と変わっていない。


いつだって彼はそうだった。


優しくて、おもしろくて、誰からも好かれていて。


そんな彼を、気付くといつも見ていた。


たぶんあのときの想いを……


“初恋”


って呼ぶんだろう。


こんな状況でなければ、もう少し違った展開があったのかもしれない。
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