子猫からの贈り物
えすおーえす
「ど、どうしたんだよポチ子!」


太郎くんは、わたしを振り払おうと体を前後に激しく揺らす。

でもわたしは離さない。離すもんか。


その様子を子猫は黙ってダンボールの中から見ているようだった。

『ちょっと、やめた方がいいんじゃないの?  君のご主人かなり嫌がってるじゃん』

と、隣から子猫。


アンタの為にやってるのよ!

そう言いたいのは山々だけど今は太郎くんの足を止めるので精一杯。


離さなければ離さないほど太郎くんは必死にもがく。

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