超能力者が高校生!?

現実

「約30年前、世界中に超能力者が爆発的に増えた。原因は不明。一時期は超能力者が世界を支配すんじゃないかという噂も流れていた。しかし、今から10年前に、超能力者が大量に失踪した。これも原因は不明。少ないながらに残った超能力者も、年月が経つに連れて減っていった。そして最終的には、日本にしか超能力者がいなくなった」
「それが、超能力者同好会とどうつながるんだ?」
「話はここからだ。日本にしかいなくなった超能力者たちは、人間から迫害されるようになったんだ」
「迫害?どうして?」
「さっきも言ったように、昔は超能力者たちが世界を支配するんじゃないかという噂が流れていた。その噂が当時にまで流れていて、日本にしかいなくなった超能力者をみんなで追い出そうって。そうすれば、超能力者が世界を支配する心配がなくなるからだ」
「そんな・・・。じゃあ超能力者たちは、その噂のせいで迫害を?」
「そうだ。そしてついには政府まで出てきた」
「政府まで?どうしてわざわざ・・・?」
「噂のせいだろう。もちろん、最初は簡単に超能力者なんて消せばいいっていう法律なんてなかった。しかし、ついには・・・」
「ま、まさか・・・?」
「そうだ。とうとう6年前に超能力者処理案が議会に出されるようになった。ほとんどが賛成となった」
「ほとんど?全員じゃなくて?」
「実はその案に反対する者が現れたんだ。当時はその考えはおかしいというのが当たり前だった。でも、その人間・・・いや、超能力者はあきらめなかった。」
「待て!もしかして、国会議員にまで超能力者は存在していたのか?何でそこにまで・・・」
「さあな、もともとその超能力者が国会議員になっていたか、はたまた国会議員の仕事に就いてるときに、自分が超能力者であることに気づいたのか。どっちにしろ、その案は見事撤廃されたんだ」
「え?どうして?だって反対した人は結構少なかったんだろう?」
「さあ、そこまでは俺も知らない」
っていうか、何でこいつはここまで詳しいんだよ・・・。頭がおかしくなりそうだった。まさか知らない間に自分が殺されるかもしれなかったなんて・・・。
「とにかくその案は撤廃されたんだが、ここでまた問題が発生した」

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