超能力者が高校生!?

作戦

俺たちが通う学園があるここ、天川町(あまがわちょう)。この町にはいくつものコンビニがあり、俺たちが今いるコンビにもその1つだ。現在、俺と白鷺と他2名が集まり、作戦の最終確認を行っていた。
「じゃあ白鷺、頼むぞ」
「わかってるわよ」
「じゃあ、俺たちはこっちに」
何度も確認を取らされているからか、白鷺はふてくされた顔で了解した。

ギュルルルル・・・。
「ま、また腹が・・・」
まずいな。このままでは餓死してしまう。昨日奪った食料はもうなくなってしまい、も限界にまで達している・・・。夢のような話かもしれないが、どこかに金でも落ちていないのだろうか・・・。
「ん?」
あった。福沢さんが落ちている!しかもコンビにの前で!しかし何でこんなところに・・・?人間も腐っているな。こんなところに金を落としていくなど・・・。どうする?取るか?いや、罠かもしれない。
ギュルルルル・・・。
つべこべ言ってられるか!早く取らないと・・・。
「よし、ハイドアウト」

「動いた!」
諭吉さんが動いた!動いたと言うより浮いている。思った通りだ。俺は携帯のメモリから白鷺に電話した。
「白鷺、今だ」
「(わかったわよ)」
まだふてくされているな・・・。

「ザイルレッグ」
小さくそう唱えて、相手の体の動きを止めた。まあ見えないんだけど。1万円札はその場で動きを止めていた。
「止めたわ、早く行ったら?」
「(了解だ)」

俺は携帯を切り、ゆっくりと諭吉さんに近づいた。諭吉さんはまだ浮いていた。離すつもりはないのだろうか?
「そろそろ姿を現したらどうだ?インビジルマン?」
「ふん、気づいていたか」
諭吉さんからそう聞こえ、それはゆっくりと姿を現した。俺たちが昨日会ったときと同じ服装、ボロボロの服。手には1万円札がつままれていた。やっぱり離すつもりはないようだ。
「ちょっと来てもらおうか?」
「お手並み拝見と行くか・・・」
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