-+- 反対派の彼・賛成派の私 -+-
-+- 男子高に転校!? -+-
悠斗君について行ってから10分-・・・・。
やっと目的の場所についた。

長い・・・・長すぎる.....。

ここまで来るのにいったい何時間かかったんだろう??
うーん...3...いや4時間ぐらいかな??

と、とにかく...まずはお爺ちゃんに会わないと-・・・・。

校長室の前で私は頭の中いっぱいに考えた。
....いや、困ってた...。

だって、ここ...知らないとこだよ?
何でいきなり呼び出されたのかも知らないし...。
本当にお爺ちゃんです。って言える自信もなかった。

悠「恋様?」

悠斗君は心配そうな顔をして私を見ていた。

恋「あ...うん、何かな?」
悠「いえ、なんか....考えていたようでしたから...。」

もしかして顔に出てた....??

恋「え?そんな事ない!!......かな....?」

私は顔を横に振った。
けど、本当は考えてる。
でもここで『やっぱ帰りたい』なんて言ったら絶対悠斗君と信先輩に悪い。
あ..あとお爺ちゃんも....。
でも...、お爺ちゃんがこの今の状況...だからいっか。

悠斗君は校長室にノックをした。

コンコン-

悠「悠斗です。恋様をお連れしました。」

そう言って扉をご丁寧に開けてくれた。

っと....。

≪北條誌 有也以下有≫

有「おぉ....!!!やっときてくれたか!!!!!恋っっ!!!!!!!!」

喜びの(うるさい)声と一緒にイスからお爺ちゃんは立ち上がった。

あ...お爺ちゃんだ。
あの時の...小さい時にあったお爺ちゃんと面影...雰囲気が一緒だ。

恋「お爺....ちゃん?」
有「そうじゃそうじゃ、お前のお爺ちゃんじゃ。いやー、何年ぶりかのぅ!」
悠「恋様、こちらのイスに座ってください。それでは有也様、僕は失礼します。」

そう言って悠斗君は校長室から出ようとした。

恋「え?ここに居ないの?悠斗君??」

少し不安だった。
確かにお爺ちゃんが居るけど...でも、他に2人....。
メガネをかけた凄く厳しそうな人と少し頭のてっぺんがハゲた...あ、いや、頭が眩しい人が私を冷たい目で見ていた...うんん、睨んでる。
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