-+- 反対派の彼・賛成派の私 -+-
悠斗君は少し申し訳なさそうな顔をして。

悠「あ....はい。今からの話は有也様達と恋様の話なので..。」
恋「あ...そっか、ごめんね、呼び止めて。」

いえ、それでは。っとニコっとして悠斗君は校長室から出て行った。

その瞬間・・・・校長室の空気は変わった......。

「ハァ....校長。本当にこの娘をここに転校させるつもりですか?」
「そうです、この学園は70年間も女人禁制として伝統を引き続けた学園ですよ?それを急に、そして明日からなんて....。」

え......?

メガネを掛けた人と眩しい人は凄く怖い顔をしていった。
でも、少し引っかかった...。
『本当にこの娘をここに転校させるつもりですか?』
この娘って私だから...。

恋「転校って....、私がっ!?!?」

びっくりしてそう私がそう言うと、お爺ちゃんは笑顔で。

有「おお、そうじゃよ?だからここに呼んだんじゃ。お前の親が外国に行って1人暮しをしていると聞いてな。この学園は寮だからな、お前の事を心配せんで居られるって思いついてな。」

その気持ちはありがたいんだけど.....。

恋「で...でも、私、学校に通ってるし....。」
有「学校ならもう転校するって言って手続きもとっておいた。」
恋「は.....はぃ.....!?!?!?」

もしここで「いや」って言って帰っても学校に行けないじゃない!!

っと.....。

「しかし、私たちは反対ですよ?たとえ...校長.....貴方が言ってもです。」
「そうです、もの娘はこの学園の伝統を崩すんですよ?それに考えて下さい。女などがこの学園に入ってこれば、勉強とスポーツ1つだった生徒たちにどれだけの悪影響を及ぶか...。恋だととくだらない事をしてこの学園の学力が落ちたらどうするんですか!」

は....はぁ.....??何?この人達....!!!!!
何で私がグダグダ言われなきゃいけないの?
だいたい!!!私は何も知らなかったんだよ!?!?!?

けど....次の一言で私は-・・・・。

「女はこの学園には必要ないんです!!!!!!」

プツン-・・・・

あ.....頭の中の何かの線が切れた。
< 13 / 16 >

この作品をシェア

pagetop