-+- 反対派の彼・賛成派の私 -+-
-+- 再会 -+-
恋「はーい、今開けます。」

ガラガラガラ-・・・。

恋「...............。」

黒いスーツ、黒いサングラスを身につける2人組-・・・・。
どちら様で....?
って...、もしかしてヤクザっ!?!?!?

背の高い方は無愛想で怖い..。
私よりほんの少し背の低いもう一人はニコニコしてて逆に怖い...。

恋「な...なな、なんですか??」

恐る恐る彼らに聞いてみる。
っと、彼らの後ろには黒く高そうな車...。

あの...、怖いんですけど.....。

ニコニコしている男の子が答える。

 「深津 恋様ですね?あなたをお迎えにあがりました。有也様がお待ちです。」
恋「は...はぁ...?誰..ですか?あなた達...??有也...??」

誰の事...??
私がそう言うと、男の子は困ってしまったらしい。

 「えぇ...?誰って...あなたのお爺さんですよ...??」
恋「...い..いきなり言われても...。それよりあなた達は何なんですか..?」

私がそう聞くと。

 「あ...っ!!申し訳ありませんっっ!僕、永倉 悠斗(ながくら ゆうと)って言います。」

≪以下 悠 ≫

名前を教えられても困るんですけど...。
って、言うより、聞きたいのはそっちじゃない....。

恋「あ、あの。そう言う意味じゃなくて...。何で私に用が??」
悠「え..?ですから、先ほど言ったようにですね-・・。」


ピロロロロ-・・・


悠斗と言う男の子の話の途中で彼の携帯が鳴る。

悠「あ、申し訳ありません。少々お待ち下さい。」

そう言って電話に出る。

悠「はい、悠斗です。あっ!有也様!!..はい、今目の前におります。はい、わかりました。」

そう言うと、携帯を私に渡しながら。

悠「有也様からです。多分、これで本人か分かるでしょう。」

っと言ってきた。
でも、お爺ちゃんの事なんて全然覚えてない。
確か、もう10年も会ってないもの-・・・・・・。

でも1つは確実に覚えていた。
お爺ちゃんは凄く自分勝手でテンションの高い人だと。

悠斗君から携帯を受取り。

恋「も...もしもし......??」
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