詩音-シオン-
白黒の兎
仮面をつけた

白色の兎

表では天仰ぎ

その姿は美しく綺麗で

紅目をした白雪のよう

裏では闇操り

その姿はまさしく悪魔

紅目をしたヴァンパイアのよう

綺麗な仮面の下で

妖しく笑い相手を汚し

疑いの眼差し突き刺し続ける

信頼の裏にある裏切りの扉

開いた時は もう遅し

振り返っても 2度と戻れない


一面真っ白

白画に描く

紅目をした

黒色の兎

その姿こそ

本来の姿
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