ジェンガたちの誤算
私立の女子校というものは、生徒の親や世間の目にひときわ敏感だった。

この当時の私は、教師たちからもてはやされ、
贔屓目に見られていることが心地よかった。

さらに突き詰めれば、教師たちが茉莉恵を問題児と憂慮し、
その不穏分子から【優等生】の私を擁護しようとする動きにさえ、
優越感を感じるような非情な子供だった。
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