俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
「焼きそば2つ。」
「少々お待ち〜!!」
出店の親父に金を払い、焼きそばを持って屋台の隅に来た。
「ん。」
「あ、ありがとう!!お金…「いらねぇよ。」
「え、だって…」
「いいから。気にしないで食えよ。」
「…ありがとう!!」
俺と未歩は並んで焼きそばを食う。
「美味しいね〜!!」
「そうか?」
「冬夜は良いものばっか食べてるから舌が肥えてるかもね〜」
「んなことねぇよ。」
別にフツーの焼きそばじゃね?
「冬夜朝とか高級パンとか食べて優雅に食べてるイメージあるもん。」
「優雅って…」
どんなイメージだそれ…
「っていうか1万円で屋台の焼きそば買うって冬夜くらいでしょ…」
「そうか?」
財布に入ってたんだし。
こんな他愛ない話をしていた俺たちだった。