あたしの執事
「…それじゃ、だめなの。単なる…自己満足かもしれないけど、私が稼いだお金を葛城に渡さなきゃ意味がないの。」


愛梨は、顔を上げて坂上の目を見ながら先程より落ち着いた様子で言った。



「愛梨様…。」


わかっていたことだ──。


しかし現実をつきつけられると、かなりきつい。



坂上は一つ深い溜息をついて愛梨に言った。


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