告白  ‐伝えたい言葉‐
私は、恐る恐る、体育館の扉を開けた。                           私…暗いの苦手だから、           半ベソ状態だよ。               「誰かいないの???     私の鞄…返してよ。」っ言って、               体育館に1歩踏み入れたその時、               背中に温もりを感じた。                   「…だっ、誰???」                    「遅いんだよ。いつまで待たせたら気がすむんだよ。」                    この声は…                         「はっ、陽斗???」                    「他に、誰がいるんだよ。」                 私は、ゆっくりと振り返った。                そこには、             私の大好きな陽斗がいた。               「帰ったんじゃなかった…の?」               溢れ出した涙がとまらなかった。
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