告白  ‐伝えたい言葉‐
「明日実。」                        私を抱きしめたまま、        陽斗が私の名前を呼んだ。               耳に、陽斗の息がかかって…   私…ドキドキが止まらないよ。               ねぇ、陽斗。                        どうして、私を…             抱きしめるの???               「明日実?」                        私は、振り返った。                     すぐ近くに陽斗の顔があって…ますますドキドキが止まらないよ。               私は、慌てて前を向いた。                  「明日実、俺も…好きだよ。」                さらりと言った、陽斗の告白…                 私を…好きって言った。                  「……ウソ…」                       「俺の言葉を信じないのかよ。」               「だって…ヒックッ…」
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