恋の時効
当時の僕にしてみれば

その毎日が

かけがえのない時間の連続だった。

そんな時間が

永遠に続くように思えた。

いや、

続いてほしいと願った。

あれからどれくらいの

月日が流れたのだろうか。

僕は未だに過去を

彷徨っているのかもしれない。

二度と戻れない過去に。
< 6 / 33 >

この作品をシェア

pagetop