君を守りたい
始まり
なぁ、俺絶対お前のことは守っていくから、
お前だけは守り抜くから、
あいつを忘れても欲しくないし、
俺を一番に見ててほしい。

こんなわがままおまえがこまるだけだよな
ごめん・・・・




♪チャララァアラ~♪
けたたましく携帯の着ウタが流れ出す。
半分ウザそうに取る俺。
亮(りょう)か。
「もしもし?お前今合コン行ってんじゃなかったんだっけ?」
俺の名は新垣 直也(あらがきなおや)英(はなぶさ)高校の一年A組
うちの学校はクラスが成績順に分けられる。A>B>C>D>Eみたいな?
まぁ俺のクラスが一番頭いいわけだけど、
超イイ子ちゃんだけがそろってるわけじゃない。
っつか逆にほかのクラスより、
遊んでんじゃねぇのかな。

「なぁ直也、今から合コン来れたりしねぇ?」
このいつもと何ら変わりない、
亮とのたわいもない会話が俺の運命を
変えてしまうことになるなんて、
俺はまだ知るよしもなかった・・・・。
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