小さな支配者

いつもと同じように



そのコの後を人通りの少ないところまでつけてゆく。



そんな柚良のあとをつけている人がいるとも知らずに。







いつものようにそのコにリモコンを向け





「さよなら。」





すると突然柚良の前へ人が現れた。





「蓮夜…」






気づいたときにはすでに蓮夜の姿は跡形もなくなっていた。


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