♪〜カルテット〜♪





ーーーーばん!!!

急いで音楽室のドアを開く


コーヒー牛乳が視界に入る


そして、


『おっ!一條相変わらず
 早いな!
  生徒会はどーした!?』


すっかりいかにも王様気分でくつろいでいる。


ーちっ..なんだょ
ー無駄に心配したじゃねーかよ


「生徒会ねぇ....
それより、目の前にいる校則違反の生徒を指導しないといけないかなーって」


『けっ!
いーじゃねーか、コーヒー牛乳の一本!
俺様くらい許せ!』



ダメだ。お前だけそう言う訳にはいかない。


私は
生徒会副会長なんだから。

人前に出るのが苦手な私が何の縁でこんな役職に就いたのかなんて言うまでもない。
全部お前が原因なんだ――

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