掻き鳴らせ、焦燥。〜春風に舞う〜


お互いの連絡先を交換したり、どんなアーティストのどんな曲が好きか、など音楽の話に没頭し、僕は時間を忘れて喋りまくった。


この二人と話していると、僕が根拠もなくコアだと思っていたものや学校の友達とは合わないと諦めていたジャンルの話がバンバン出てきて、自分の世界が広がっていく感じがする。


それだけでもう、僕には久々に幸せなひとときだった。






そして……





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