サイテー彼氏
雪也の告白
「あ~あ、昨日1年しか待たないとか言っちゃった、どうしよう」

 部屋で一人呟く私

「アリス!アリス!」

 母が呼ぶ

「何?」

 私は下に降りる

「美羽子ちゃん来たわよ」

「はいはい」

「お邪魔します」

 美羽子が家に入る

「昨日公園行った?」

 二人で部屋に向いながら美羽子が質問する

「うん、それで昨日から付き合ってる」

「マジ!?」

 部屋に入ると実羽子が大きい声を上げる

「うるさいよ実羽子」

「ごめんごめん、付き合ってるの?」

「うん」

「何で?」

「何でって好きだから・・・・」

「良かった良かった」

「でね、昨日一年しか待たないって言っちゃった」

「ん?」

「雪也のバンドの曲が一年以内にチャート1位取らなかったら結婚しないって」

「良いじゃない」

「勢いで言っちゃったからどうしようかな?って思ってるの」







< 102 / 201 >

この作品をシェア

pagetop