サイテー彼氏
「好きなんでしょ?」

「うん」

「なら良いじゃない」

「でもファンの子達が可愛そうだよ」

「ファンはファン!!恋は恋!!分った?」

「うん」

「さぁ出掛けよう」

「うん」

 二人は出掛ける

「何処に行く?」

「とりあえず買い物♪」

「だね」

「行こう行こう」

 街に行く

「ねぇ?あれ?そうじゃない?」

「うん、そうだね」

「普通に街歩いてるし!」

「サイテー!」

「ねぇねぇ?周りの女の子が騒いでるよ?」

 美羽子が私に言う

「やっぱあの写真が不味かったか」

「アリスもっと周りを見なさいよね」

「だって」

「ちょっとあんた!!今すぐ雪也君と別れなさい!!今すぐ!!」

 突然こっちを見ていた女の子の一人が怒鳴る

「はぁ何いきなり?私は雪也と結婚するの!別れる訳ないでしょ!バカじゃないの?」

「雪也君の事呼び捨てにするなんてサイテー!」

「何て呼ぼうと勝手でしょ!」

「あんたサイテーよ!その発言はサイテーよ!!結婚とか許せない!別れさせてやる!」

「やれるもんならやってみなさい!」

「あんたなんか殺してやる!!雪也君に付く悪い虫は殺してやる!!」

 怒鳴り込んで来た女性がこちらを睨む

「あ~怖い怖い~」










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