サイテー彼氏
ニューシングル
「今日も1日お疲れ様」

 美羽子の告白から一夜空けた放課後で私は言い帰りの仕度をする

「おい!」

「あっ!来た」

 雪也のいつもの後ろからの突然声を聞き振り返る私

「今日はちょっと帰る前に音楽室に行きたい」

「良いけど何するの?」

「着いたら分かる」

「いつもそれだね」

「着けば分かるだろ?」

「まぁ」

 そう言うと二人は音楽室に向かい着く

「ピアノが弾きたいんだ」

「何で弾きたいの?」

 私は雪也に聞く

「新曲俺がピアノを弾いてるから練習しなきゃいけないんだ」

「そうなんだ」

「ああ、音楽番組とかで俺が弾きながら歌うからミス出来ないんだ」

「そうなんだ、大変だね」

「ああ」

 そう言うと雪也はピアノを弾き始める

「優しい感じがする」

「あまり作れないバラードに挑戦してみた」

 雪也が演奏を止めて話し出す

「そうなんだ」

「ああ」

 そう言うと止めていたピアノを弾きながら歌い始める


















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