サイテー彼氏
「もう何分経っただろ?はぁ~~~」

 キンコンカンコンっと授業終了の鐘が鳴る

 先生が出て来て私に言った

「どうした姫野!!優等生のお前が!!次からは気を付けろよ!!」

「はい」

「私は返事をして教室に戻る」

「アリス大丈夫?」

 美羽子が心配そうに顔を見る

「はぁ、何だろう?あいつの事ばっか考えちゃう」

 私はため息交じりで美羽子に話す

「それは好きって事だよ」

「そうなのかな?よく分らないや、会うと突き放しちゃうしさ」

「認めるのが嫌なだけじゃないの?何処かで」

「そうなのかな?」

「そうよ、1週間以上も会って無いんでしょ?」

「うん」

「その月日がアリスの心を変えて行ってるのよ」

「そうかな?」

「そうなの!」

 美羽子が強く言う

「美羽子は好きな人が居てよく一緒に居るから良いよね」

「ふふ、私は彼一筋だから♪」

「良いな」

「ふふ♪でも雪也君は別腹よ別腹♪」

「帰りのホームルームを始める」

 と話ていると担任がホームルームの為に教室に現れる

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