読みきり短編小説集

「私、戸棚から本とってくるね!」

トナはそういって、小走りに走り、闇に消えていった。

「今日はどこからだっけ??」
テーブルのイスをひきながらイサが言った。

「教科書32Pのコラムから!!」

バサッとノートを乱雑におきながらラユが言う。

「りょーかいッ!!」

イサが答える。
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